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Vol144■信州「しゃべり手」リレーエッセイ【2】

私の好きな長野県
~大岩堅一(フリーアナウンサー)~

長野県を代表するアナウンサーやパーソナリティーの皆さんに、信州の魅力を語っていただくシリーズの第2回。
今回は、フリーアナウンサーの大岩堅一(おおいわ けんいち)さんです。


大岩堅一さん


早いもので、信州・松本の住人になって23年が過ぎました。故郷・千葉県の木更津には高校卒業までしかいなかったので、松本での暮らしは僕の人生の中で一番長くなります。「ここに住んでみたい」と自分で決めたわけだから、松本での生活が今でも「快適」と思えるのは、幸せなことなんだろうなぁ。

最初の何年かは、それこそ観光客気分で旅行ガイドをチェックしながら、北は飯山市の「菜の花まつり」、南は木曽・大桑村の「阿寺渓谷(あてらけいこく)」の清流へと、週末ごと季節ごと各地に足を運びました。
その度に番組でしゃべるものだから、リスナーから「よく飽きずにあちこち行ってますねぇ」なんて、半ば呆れられたような褒め言葉をもらったものです。


大町・高瀬川源流で釣ったBIG岩魚

「信州は四季がはっきりしている」というのは多くの人が口にする台詞(せりふ)ですが、それは、ただ春が来て桜が咲き、夏になるとセミが鳴く、といったような単純なことではないと知ったのもその頃です。
桜の花見の前後には、フキノトウやタラノメなど山菜の楽しみがあり、梅雨の時期になると、県北部の山ではネマガリダケが旬を迎え、県南部の辰野町では蛍が飛び交う。そして、そうした季節ごとの風物詩の背景にある「山」の表情…。早春、白い雪化粧からだんだん色が黒くなる山に「雪形」を発見したり、秋ならば麓の緑と紅葉とのコントラストを愛でたりと、こればかりは信州に暮らしているからこそ味わえる楽しみ。新蕎麦や野沢菜の出来を気にしたりといったことも、季節の彩りでしょう。 


初体験「錦秋の涸沢カール」

そして、趣味に「山歩き」が加わってしまいました。
自慢じゃないけど、もともとスタミナには自信が無い。だから、春先からそれなりのトレーニングを積んで夏に臨んでいます。もちろんテントや食料を担いで登れる体力は無いので山小屋に泊まる。無理は禁物。ゆっくり歩くから、綺麗な花にも目がいくし、眺望が良ければ即、小休止できます。
北アルプスも何度か登ったけれど、いつも混んでいる槍・穂高は長い間避けていました。それが、どうしても涸沢の錦秋の景色を見たくなって、一昨年の10月、混雑を覚悟して登りました。着いた時の達成感と共に、「ここはパワースポットだ!」と感じましたね。マジで。ツラい思いをした者だけが触れることの出来る「神の領域」と言ったら大げさかな…。

春はタラノメや山ウドなど山菜採りを、夏は渓流釣りと山歩き、秋はキノコ狩りで冬はスキーと、信州の四季をこれでもかと楽しんでいます。そこで感じたことを喋るのが仕事ってのは、これもまた幸せなことなんだろうなぁ(笑)。 

■プロフィール
千葉県生まれ。1980年大阪・朝日放送に入社。ラジオの深夜放送・音楽番組、TVのバラエティーなどを担当。1988年FM長野入社。「マイ・ハーティー・タイム」「タブロイド・ラヂオ~レッツ午前中!」などを担当。2006年4月よりフリーとして活動。
現在、SBCラジオ「YOUスタ深志3丁目」(月・火/午後4時~4時30分)、FM長野「ミドルエイジ・コンシャス~土曜アメニ亭」(土/夕方6時~6時55分)に出演中。
信州観光文化検定2級、松本検定合格。

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