楽園信州

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<VOL.239>“しあわせ”発見~信州巡り~

運動会シーズンを迎える10月。秋晴れの澄んだ気候の中、かく汗は気持ちが良いですよね。
運動会…といえば、リレーや騎馬戦、玉入れなど様々な競技が思い出されますが、静岡県と隣接する南信州・下伊那地域では、毎年10月に両地域の威信をかけた「綱引き」が行われています。

長野県飯田市(旧下伊那郡南信濃村)と、静岡県浜松市水窪町(旧磐田郡水窪町)の両商工会青年部メンバーの腕自慢達が「信州軍」「遠州軍」として「国境」をかけて戦う、「峠の国盗り綱引き合戦」。

今から27年ほど前から、両地域の親交を深めるために始まった交流イベントで、
最初こそ野球などのスポーツでしたが、あるとき国境をかけて戦う「綱引き」となり、以来約21年もの間に渡って続く、伝統ある交流文化として成長しました。

戦いの舞台となるのは、両県の境にある「ヒョー越峠」。
実は、戦国武将の一人、武田信玄が遠州(静岡県)に攻め入る際に、兵を進めた場所です。

そんな歴史ある舞台で行われる「峠の国盗り綱引き合戦」ですが、ルールはいたってシンプル。
1チーム10人で3本勝負を行い、勝った方が相手側に1年間、1メートル「国境」を拡大できます。


信州軍・遠州軍の戦いに観ている方も力が入ります!
(提供:下伊那地方事務所)

現在の勝敗は、14勝12敗と信州軍が勝ち越しており、実際の県境より2メートル静岡県側に「国境」を拡大しています。両県の綱引きメンバー達は、自国の領土を広げようと、合戦の日に向けて練習に力を入れています。

勝った方が国境を拡大できる…とすると、信州軍の連勝のあかつきには、海のない長野県に太平洋がやってくる!?かも!


正々堂々、勝負した後は互いの健闘を称えて握手!
(提供:下伊那地方事務所)

実際の行政区域が変わるわけではないのですが、両地域のみなさんの楽しみの一つとなっています。

「峠の国盗り綱引き合戦」は、エキシビジョンとして一般の方も参加し、綱引き体験をすることができます。
「信州軍」「遠州軍」の本戦さながらに行われる真剣勝負!
童心にかえって熱い戦いに身を投じてみてはいかがでしょう!?

●第27回「峠の国盗り綱引き合戦」
期日:2013年10月27日(日) 10:30~
場所:ヒョー越峠 国盗り綱引き公園
問い合わせ:TEL 0260-34-2277

<下伊那は信州の菓子処!>

信州独特の文化の一つに「お茶」文化があります。
信州での「お茶」は、仕事の合間の休憩時間のことをさし、一日の中で午前と午後の二度取ることが多く、お茶文化は、農家が農作業の合間にとっていたことから広まり、信州人の生活の中に定着したと考えられています。

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