2013.10.03 [■“しあわせ”発見~信州巡り~]
<VOL.239>“しあわせ”発見~信州巡り~
和菓子店が今も数多く残ります。
(提供:下伊那地方事務所)
湯呑みに入ったお茶が少なくなると、何も言わずとも新しいお茶が継ぎ足され…その素早さと回数の多さはまるでわんこそばのよう(笑)
そんなお茶の時間に欠かせないのが、お茶うけ!
野沢菜などの漬物からお菓子まで、様々なお茶うけが卓上に並び、人々の会話に花を咲かせることに一役買っています。
全国でも指折りの養蚕が盛んな地域であった南信州・下伊那地域は、養蚕業を営む農家が多く、お茶を飲む機会が多かったことから、必然的に菓子店も増え、下伊那地域は県内有数の菓子処となりました。
(全盛期には、250を超える菓子業者がいました!)
菓子作りが盛んな南信州で、特に伝統的なものといえば「柚餅子(ゆべし)」。
下伊那地域の特産品である柚子を使ったもので、お菓子でもあり、保存食でもあります。
柚子の中身をくり抜き、その中に信州味噌とくるみや胡麻、砂糖を混ぜたものを詰め、蒸した後、約2カ月ほど自然乾燥させます。柚子の香りと味噌の風味が後を引く、南信州の伝統食です。
南南信州の伝統食「柚餅子(ゆべし)」。柚子を使った様々な商品も特産です。
(提供:下伊那地方事務所)
渋柿がこんなに甘くなるとは…。
もっちりとした食感が美味しい!
(提供:下伊那地方事務所)
さらに、近年全国的にもその名が知られるようになった「市田柿」も、南信州を代表する特産品のひとつ。
下伊那郡高森町で栽培される渋柿を干してドライフルーツにしたものを、栽培地域である市田地域の名をとって「市田柿」と呼ばれています。
(テレビ信州:2008年11月13日)
甘~いお菓子の数々と、熱戦が繰り広げられる「峠の国盗り綱引き合戦」。
どちらも南信州の秋~冬に欠かせない名物です!
次回、後編では長野県から太平洋へ流れ出る天竜川周辺の自然や下伊那地域の新旧の技をご紹介します。お楽しみに♪
★リンダと鈴之助が取材で見つけた“しあわせ”のひとコマ★
綱引きで地域同士の交流が深まるなんてステキ♪
今年の合戦にワタシも参加してみたいな~!
(鈴之助もやりたそうだけど綱持てるのかな…^^;)
“しあわせ”発見~信州巡り~
ナビゲーター:リンダと鈴之助
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