2013.12.26 [■“しあわせ”発見~信州巡り~]
<VOL.245>“しあわせ”発見~信州巡り~
はた織り機を使って、カタン・カタンと織っていくのは見た目には簡単そうでもなかなか難しい…。
でも、だんだんと布ができてくるのを見ると不思議と楽しくなってきます。
このぼろ織りを体験することもできますので、自分だけの作品を作ってみてはいかがでしょうか?
・小谷ぼろ織りの会
http://www.vill.otari.nagano.jp/kanko/localproducts/boroori/
また小谷村では、雪と火の祭典「大網火祭り」が毎年2月に開催されます。
このお祭りは、小谷村で古くから行われている伝統的な神事です。
裸にフンドシと蓑だけという男衆の姿は見ているこちらまで寒くなりそう…!
かがり火の灯りや太鼓の音、五穀豊穣を願う踊りは、周囲の雪景色も相まって違う世界に足を踏み入れたかのように感じられます。
ティーマット・メガネケース・コースター…とぼろ織りの使い方は様々
(写真提供:小谷村)
小谷村に伝わるそれぞれの伝統を体験してみてください!
<はるか昔から人々が利用した生活の道『塩の道』>
中国大陸から西欧諸国まで続く長い長い道「シルクロード」。
中国の特産品であった絹を運んでいたことから呼ばれるようになったと言われていますが、大北地域にはシルクロードならぬ、ソルトロード「塩の道」があります。
(テレビ信州:2006年5月4日)
現在の長野県松本市から新潟県糸魚川市を結ぶこの道は、その名のとおり、塩や海産物、木材や山の幸を運ぶために使われた道。長野-新潟間以外にも、長野県から愛知県・静岡県につながる街道、三州街道・秋葉街道なども日本を代表する塩の道として知られています。
海と山とを結ぶ大切な道であった「塩の道」。現在も運搬の主要なルートとして形を残しています。
街道沿いには、宿場町はもちろん、神社やお寺、当時の道しるべが残っていたり、番所が復元されていたりと歩きながら歴史を学べるようコースが整備されています。
大北地域の小谷村・白馬村・大町市では、毎年ゴールデンウィーク期間中に「塩の道祭り」が開催され、昔ながらの旅人姿や、その昔、塩の道を歩いて荷物を運んだという“歩荷(ぼっか)”などの格好をして歩いたり、ウォーキングを楽しんだり、写真を撮ったりと様々な楽しみ方ができる、春の北アルプス山麓の大イベントです。
後ろ姿はまるで当時の歩荷!(写真提供:大町市)
三度笠をかぶり縦縞の合羽に身を包んだ「旅がらす」や、もんぺに手ぬぐいの村人風など、参加者が思い思いの格好で歩く姿は、一昔前にタイムスリップしたかのようです。
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