楽園信州

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<VOL.245>四季彩だより~信濃の国から~

山奥の湯ぶねで今日ものんびりと ~地獄谷野猿公苑~(山ノ内町)

全国の皆さん!
煙突があっても無くても、今年もサンタクロースは皆さんのところを訪れてくれましたか?
クリスマスも終わり、あと5日で今年も終わりです。
一段と厳しさを増すこの時期、温泉でのんびりするのは人間だけではありません!?
今年最後の紹介は、野生ザルが入浴する温泉です。


(温泉はいいね!)


(厳冬の地獄谷)

長野県下高井郡山ノ内町は、スノーリゾートとして有名な志賀高原や長野県を代表する温泉地の一つである湯田中渋温泉郷を有する四季を通じて多くの観光客が訪れる北信濃にある町です。
この山ノ内町の地獄谷温泉に今回紹介する「地獄谷野猿公苑(じごくだにやえんこうえん)」があります。
   
野猿公苑は、より自然に近い状態でニホンザルの生態を観察するために造られた施設で、人里離れた山奥にあります。

公苑内には、絶えず100℃近い温泉を噴き上げる「渋の地獄谷噴泉」(国天然記念物)もあり、毎日毎日、白煙と温泉が空高く立ち上っています。

ここにいるニホンザルは、野生のサルのため、檻や柵で隔離されているわけではなく、公苑内の岩場や谷間を飛び回ったり、エサ探しに出かけたりと、“サル社会”の暮らしをしています。

さて、この野猿公苑、現在では国内だけではなく、国際的な観光地として、年間を通じて多くの外国人観光客が訪れています。

その理由は、なんと!「温泉に入るサル」を見るためなのです。

特に、冬場に温泉に入るサルの姿は、“snow monkey”(スノーモンキー)と呼ばれ、国内外のメディアに取り上げられて一躍有名になりました。
現在、長野-湯田中間を走る長野電鉄の特急電車の愛称にも「スノーモンキー」が使われるほどの知名度です。

では、なぜ、サルが温泉に入るようになったのでしょう…?
ある時、何かの偶然で子ザルが野猿公苑の近くにある旅館の露天風呂に入ることを覚え、徐々に仲間のサルたちもつられて入ることを覚えたのだそうです。
人の露天風呂にサルが入るのは衛生上好ましくないため、公苑内にサル専用の露天風呂を作って以来、サルたちが温泉に入る行動が受け継がれているそうです。

公苑一帯は、厳冬期には氷点下10℃を下回る厳しい寒さに見舞われるため、この寒さをしのぐためにサルが身につけた知恵で、このため、夏の暑い盛りには積極的には入りません。
また、人間のように体の汚れを落とし、清潔にするといった目的もなく、ただ温泉に入ると“気持ちがいい”からだと考えられています。

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