是より木曽路 遥か彼方の京や江戸を思い、人々が往来した木曽路。 歴史と文化に彩られ、自然豊かな木曽地域の魅力を、当地勤務の県職員が四季折々に発信していきます。 あなたも、木曽に寄っていきませんか?

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木曽路を歩く⑫(上松宿)

総務管理・環境課のとうふです。
今回は上松宿のレポートです。
ウォーキング当時の、雪の残る写真とともにお送りします。

上松宿の江戸側入口に位置する、高札場跡
前回ブログの最後で紹介していますが、宿場の始まりということで再掲します。
写真に映るお地蔵さんは、かつてこの地にあったお堂に祀られていたものだそうです。

高札場から、宿場は湾曲した道へ入っていきます。「鍵の手」のような構造に宿場を感じつつ、進みます。

 

古い町並みが残る宿場内。
江戸時代からの面影を残す建物はもちろん趣がありますが、右写真の新聞屋さん、こちらも個人的に時代を感じられて好きです。
「昭和レトロ」…という表現で正しいでしょうか?

なお、古い町並みが色濃く残るのは先程の写真の一角で、宿場の大半は現代の住宅地となっています。
この宿場も大火に見舞われ、古い建物は消失した歴史があるそうです。

そんな住宅地の中に「問屋役 総庄屋 脇本陣」と読める看板がかかった門が建っていました。
当時からの門なのかはわかりませんが、宿場の重要施設が確かに存在していたのだと感じられる、雰囲気のある門です。

上松一里塚(本町一里塚)跡
江戸から72番目。石碑のみです。また、解説板いわく実際の位置からも少しだけ離れているようです。

宿場の終点(京側)は、道路が二度直角に曲がった枡形が残っています。
このような道の形は建物が変わっても残り続け、「宿場」を伝えてくれるので、毎回期待して歩いています。今回も良い枡形でした。

さて、上松宿はここまでです。
大火を受けたとはいえ、一部の建物や地形が残り、十分に宿場町を感じられる場所でした。

ところで、上松宿は木曽路11宿のちょうど中間、6番目の宿場です。
次回からはいよいよ後半戦、写真の季節は春になっています。引き続き続編をお待ち下さい!


前回と合わせ、木曽福島~上松の歩行記録です。

実はこの区間、ほぼ休憩無しで歩いたため、「3時間19分」という値はほとんど正確な歩行時間です。
歩く場合は参考になさってください。

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