2012.08.09 [ 自然・名水・秘境 ]
木曽の涼を求めて PART1
赤沢自然休養林へ向かう途中、小川(木曽川支流)に「まないた岩」と呼ばれる場所があります。
(赤沢自然休養林に関する過去の記事は→こちら)
赤沢から流れる綺麗な水に足を入れると・・・「ひやっ」
そして、淵へ流れ込む水しぶきに「涼」を感じる事ができます。
実は、その場所には「木曽式伐木運材法」の「小谷狩(こたにがり)の留堰(とめせぎ)」の跡があります。
木曽谷に森林鉄道が敷かれるまでの木材運搬方法を語るうえで、重要な遺構なのです。
看板には以下のことが書いてありました。
「小谷狩」というのは、木曽式伐木運材法の一つで、山で伐った材木を谷川に流して運ぶ方法で、木曽川へ入ると「大川狩」と呼ばれています。
「留」というのは、上流から流してきた材木をいったん留めて、さらに下流に流すための堰を作った場所のことをいいます。
特にこの留堰は、明治37年(1904年)当時の御料局によって、両岸の岩を掘り割って大がかりな堰を作った場所で、現在でもこのような立派な遺構の残っているところは、木曽でも他にはありません。
夏に「涼」を感じながら、貴重な遺構をご覧になってはいかがでしょうか?
なお、駐車場は下流にしかありませんので、御注意ください。
詳しくは上松町観光協会へお問合わせください。
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