2013.03.07 [ 味・食文化 ]
木曽旬の味”すんき蕎麦”
国道19号から開田高原に向かって新地蔵トンネルを抜けるとそこは雪国であった。
今年の冬は特に雪が多く、トンネル出口に立つお出迎えの雪だるまも一段と立派である。
さて、今日は「すんきで元気」を合い言葉に、旨い”すんき蕎麦”(「すんき」というカブ菜を乳酸菌発酵させた木曽地方の漬物を乗せた温かい蕎麦)を求めて、木曽町開田の蕎麦屋さんを目指した。
開田高原アイスクリーム工房を過ぎて暫く進み、坂を登り切ったところで目の前に雪化粧した御嶽山が目に飛び込んできた。
冬の澄み切った空気の向こうに聳える御嶽山は、夏と違ってこれまた素晴らしい。
霊峰御嶽山の眺めを存分に満喫した後その蕎麦屋ののれんをくぐった。すんきと蕎麦のコラボレーションがいかなるものか、興味津々である。
注文から待つこと10分。すんき蕎麦はやってきた。
早速、蕎麦をすする。
”旨い”(声は出していない。これは心の叫びだ!!)
期待に応えてくれた”すんき蕎麦”と”すんき”と”蕎麦”のコラボを考えた御先祖様、さらに伝統の味を守る地域の方々、そしてこの”すんき蕎麦”との出会いに感謝(ありがとう)。
私は決してグルメを求める者でもなく、食を求める旅芸人でもない。
ただの通りすがりの人間だ。
しかし、この味は恐らく私の記憶を通り過ぎることはできないだろう。
そしていつか、気付いたときにきっと私はここにやってきて”すんきそば”とパブロフの犬のように言葉を発するに違いない。
(こちらは開田から三岳に向かう途中の分岐にあった巨大雪だるま)
(三岳の白川氷柱群です。)
木曽町ですんき蕎麦が食べられるお店は沢山あります!
木曽町観光協会ホームページをご覧ください。
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