2017.09.12 [ 自然・名水・秘境 ]
「親子で御嶽山登山」~木曽で過ごす夏休み(その2)
賽の河原から「摩利支天乗越」まで登り、振り返ると「剣ヶ峰」方面もガスに覆われはじめました。
そして眼下に「三ノ池」が姿を現します。こちらもすぐにガスに隠れてしまいましたが、晴れているときのコバルトブルーとはまた違った、濃紺の美しい池です。
摩利支天乗越から五ノ池へ降りる途中で、ガスが消えて晴れてきました。眼下に見えるのが「五ノ池」と「五ノ池小屋」、小屋の上が「飛騨頂上」、その後ろに「四ノ池」、「継子岳」と御嶽山の南側の山域が一望できます。
五ノ池小屋で息子君に御嶽山の記念にピンバッチを買って、いよいよ「三ノ池」に向かいます。
ちょうどガスが晴れました、澄んだ池のほとりで休憩します。上から見ると濃いブルーですが、近くで見ると透明な池です。手を入れると、水、冷たいです!
ここでちょうど12時。お天気の様子も心配なので、ここから「三ノ池ルート」で八合目まで戻ります。
濃いガスの中へ降りていきます。御嶽山の斜面を横切るので、途中何カ所か崩れた沢を横断したり、急こう配の木階段を下ったりと変化に富んだコースです。
そして、このルートの難所「雪渓」が現れます。
雪渓渡りは2ヵ所、踏み固めた階段や道がありますが、滑り落ちないように慎重に歩きます。ストックがあれば、バランスを取りやすいですよ。
難所の雪渓を超えると、八合目の「女人堂」が見えてきます。ここまで来ると、けっこう脚に疲れが出てきます!
八合目からの下りはゆっくりと降りて、途中でパラパラっと雨が当たりましたが降られることもなく、登山口には午後2時過ぎに到着。8時間少々の行程、今回も素晴らしい眺めを楽しむことができました、おこじょさんにも会えたし、息子君も満足気です。
こうして、子どもとの2回目の御嶽登山が無事、終了しました。(自分は御嶽山10回目の記念登山でした。)
9月に入ると、高山植物の見頃は終わりますが、標高の高い山は徐々に秋色に変化していきます。御嶽山は「ナナカマド」が多いので、とても紅葉が綺麗ですよ。
※「御嶽山」の季節ごとの様子は過去のブログ記事をご覧ください。
○今年7月の御嶽山のブログ記事です。
https://blog.nagano-ken.jp/kiso/nature/10850.html
○春の御嶽山のブログ記事です。
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