2014.07.11 [ 味・食文化 ]
シュウデの季節
「シュウデ」
昨年の4月から木曽に単身赴任中ですが、1年前の今頃、とある居酒屋でホワイ
トボードに書かれたこの聞きなれない名前に、何かを尋ねると、「アスパラみたい
なものですよ」とのお答え。
いただいてみると、確かに食感はアスパラにやや似ていますが、もっと柔らかく
繊細な感じ。シャキシャキ感がちょうど良く風味豊かで、何とも言われぬ上品な
美味しさでした。
最近なかなか物覚えが悪くなっていますが、その名は忘れまいと頭に焼き付け。
昨年はその後、寮の食事に出していただいたり、たまたま行ったおんたけ朝市(王滝村)
で売られていたのを買って帰り、自宅でおひたしにして食べたり。
「シュウデ」は、木曽独特の呼び名らしく、「シオデ」という名の方が一般的
で、「ヤマアスパラ」とも呼ばれ、全国に自生しているツル性の多年草ですが、
群生しないため大量に採取ができないようで、「山菜の王様」とか「山菜の女
王」の名を冠する貴重な山の恵み。
ありがたいことに、今年もたまたま2日続けていただきました ♪
スーパーにも売られていました。最後の一束。
木曽では昔から珍重されているようですが、県内でも、他の地域ではほとんど知
られておらず、木曽以外で売られているところはないようです。
買うとそれなりに高価ですが、この時期にしか味わえないまさしく旬の味、
山の幸!
この時期、木曽郡内の道の駅などで販売されています。
運が良いと出会えるかも・・・
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