2017.02.21 [ 歴史・祭り・ひと ]
ひのきの森から贈り物~木曽ひのき「ククサ」で幸せに~
みなさん、こんにちは~! 会計センターのサイクリストKです。
「木曽路はすべて山の中 ~山を守り 山に生きる~」 昨年4月に「木曽路」が日本遺産に認定されましたが、森林資源に囲まれ、山とともに生活してきた木曽谷の人々の歴史の中でも「木曽ひのき」は重要な役割を担ってきたことと思います。 そこで、今回は「木曽ひのき」を使った木製品のお話しです。
こちらは木曽ひのきの「ククサ」です。 「ククサ」とはフィンランドの伝統工芸品で、「贈られた人が幸せになる」という言い伝えがあるそうですよ。 赤ちゃんの時にはミルク、大人になったらお酒を入れてと、一生ものとして使用するマイカップだそうです。
その「ククサ」を木曽特産の「木曽ひのき」を使って手づくりされたのがこの商品、木曽町にある木曽町社会福祉協議会「みやまの家」で製作されたものです。 このカップとの出会いは、昨夏、木曽福島で開催された「木曽の手仕事市」の会場でした。
クラフトフェアなので、陶器やガラス細工、布製品、木工品がたくさん展示されていましたが、自分はこの「ククサ」に一目ぼれ! 軽くて持ちやすく、カップの曲線が美しくお洒落な仕上がりなのです。
さて、お気に入りとなった「ククサ」。 それ以降、山登りには必ず持参して、湧水を汲んだり、山頂コーヒーを楽しんだりと重宝しています。 ククサで格好つけてコーヒーを飲んでいると、山仲間はみんな欲しがるんですよ!(笑)
昨秋、北アルプスに登った時、松本地区の某所の所長さんにククサを見せたら、とても気に入っていただいて・・・、なんと所の忘年会の商品としていくつか発注していただきました、ありがとうございます! その時、自分も2つめを買って、今では家用と山登り用で愛用しています。 日常生活の中に「木曽ひのき」を取り入れて・・・、時々、木曽の歴史に思いを馳せるのもいいもんですよ~、癒やし効果もあります♪
このククサは誕生祝の贈り物にも良さそうです。県内には、誕生した赤ちゃんに「ファーストスプーン」として手作りの木のスプーンをプレゼントしている自治体があります。子供が最初に口にするものを、金属やプラスティックでなく、地元の木を使おうという考え方です。この木のカップも、子どもの誕生祝としてプレゼントすると喜ばれそうな商品ですよね!大事に使えば、一生ものとして役立ちそうです。
日本遺産となった「木曽路」、木曽にはたくさんの伝統ある木製品があり、生活の中で大切に使われて続けてきたと思いますが、今回はその中でも、ちょっと変わった木製品の紹介でした。 次回は、この木製品が育った日本遺産木曽路の「山」の様子を紹介します。
「木曽ひのきのククサ」を手作りしている、木曽町社会福祉協議会「みやまの家」の連絡先はこちらをご覧ください。
http://www.n-selp.jp/products/chusin/30503010/
日本遺産「木曽路」については、こちらのホームページをご覧ください。
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