2013.07.24 [ 歴史・祭り・ひと ]
須原の長持ち行列
7月17日(水)に、大桑村須原地区で行われた「長持ち行列」を見てきました。
「長持ち行列」は7月17日(水)、18日(木)に同地区で行われる「鹿島神社例大祭」にあわせて毎年行われている、恒例の催しです。
「長持ち(衣類や調度品などをしまうふた付きの箱で、両端の金具に棹(さお)を通し、かついで運ぶことができる昔の箪笥のようなもの)」と呼ばれるこの大きな箱を、中学生から大人までの参加者たちが担いで須原宿の中を練り歩きます。
担ぐ部分はこのように長く、しなるようになっています。
この両端を持ち「長持ち」を上下に振りながら行列していきます。
長持ちはブンブンと音が出るほど激しく振られ、神輿担ぎとはまた違った躍動感があります。
ところで、この行列にはひとつ面白い習慣があり・・・
このように!
最後尾には花嫁の格好をした男性が付いて歩きます(今年は花婿に扮した女性も)。
美しい花嫁さんだなあと思いながら近寄ったのですが、声を聞いてびっくり!
行列が宿場の中央あたりまでくると、休憩をはさみ、その間に「須原ばねそ」や「地搗(じづ)き」といった郷土芸能が行われました。
夜店なども出て、夜の須原宿内は大変に盛り上がりました。
※「地搗き」とは、家などの土台石の地固めの作業のことで、その時の仕事唄とセットで家の新築時など「お祝い」として伝承されているものです。
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