5月23日に、伊那市富県(とみがた)地区で里山整備のためのチェーンソー講習会が開催され、約20名のこの地区にお住いの方々が参加されました。
この会を企画した富県森林整備促進委員会は、富県地区の森林の整備・活用を通じて地域活性化を図るために設立された団体です。
今回の講習会は、地域の皆さんに森林整備に興味を持っていただくきっかけづくりとして、家庭で薪を扱う方々向けにチェーンソーの「目立て」や「玉切りのコツ」の講習を森林内で行おうと企画されました。
講師は委員会のメンバーで地域林業に携わる方が務められ、その補助で上伊那地域振興局林務課職員も参加しました。
たかずやグラウンドに集合した皆さんは、安全装備に身を包み、マイチェーンソーと工具を持ち颯爽とアカマツ林へ向かいました。
「目立て」講習では目立ての基礎を学んだあと、玉切りをし出てくる木くずの形や大きさを確認し、目立ての実践、再度玉切りをし木くずの変化を確認します。
座学は木漏れ日の射す林の中で・・・気持ちいい~♪
目立てを実践したら講師チェック・・・自分の成果やクセを知ることが上達の近道
「玉切り」講習ではチェーンソーの挟み込みや地面への切込み、自分の足元への木の落下などを防ぎ、安全に切る技術を実践します。
まずは講師が木の動きの予測と作業手順を講習します・・・用意したアカマツが意外と太くてビックリ!
参加者の多くは今まで自己流で機械の整備や操作を行っていたとのことです。
講習を終えた皆さんは知識と技術を知り、一連の講習が終わるころには学んだことについて談笑されていました。
委員会では今後も様々な研修や催しの企画をしていきたいとのこと。
ますます皆さんの力で里山の整備や利用が進んでいくと思います。
林務課では、これからも上伊那地域の里山づくりの取組をご紹介していきます。
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