こんにちは、林務課林務係です。

皆さまは「長野県営総合射撃場」という施設をご存知でしょうか。
上伊那郡辰野町に平成６年に設立された県下唯一の「県営」射撃場となります。

（上伊那猟友会春季射撃大会より）

当射撃場は、猟銃の適正な取扱いの習得及び射撃技術の向上を図ることにより、狩猟による事故を防止し、県民の安全に寄与することを目的として、射撃の実技訓練の場を提供するため設立されました。

そして、県営の施設ということで、我々県職員も一部整備を行っています。
令和３年６月１日（火）は県営射撃場の休場日ということで、県職員２６名により鉛拾いをはじめ、草刈り、除伐等の整備を行いました。

当日は晴天の中、熱中症に注意しながらの作業となりました。

鉛拾いはちりとりに集めながら回収を行いましたが、土嚢袋に３分の１も入れないうちに、一人では持てないほどの重さとなります。重さに驚いた職員が鉛の比重を調べると11.35 g/㎤！
土嚢袋１袋に0.01 ㎥入ると仮定した場合、鉛を土嚢袋いっぱいに入れると100 kgを超える重さになることがわかります。また、拾う鉛は直径5 ㎜もないほどの小さな粒々…この小さな粒がまさかあれほど重いとは持ってみて初めて気づきました。

　　
（鉛の粒）　　　　　　　　　　　　　　　（左側は鉛回収前、右側は鉛回収後）

また、除伐作業では、普及係の指導のもと、チェーンソーによる伐倒作業を行いました。
的確な指導により、時には滑車を使いながら重心を見極め、正確な伐倒方向等、安全な伐倒作業となりました。

まだ梅雨入り前の晴天の中、日なたはジリジリと日が照りつけ、木陰は気持ちのいい木漏れ日の中、いい汗を流しました。

この記事を読んでいただいた皆さまに、上伊那にはこんな施設もあるということを知っていただければ幸いです。

（作業中に見えた景色を皆さまにもお届けします）