【　信大から新たに借り受けた１５本の山ぶどう　】

自宅の中でふと目に留まった大きな書。「これは？・・・」とお聞きすると、唐沢さんは長年書道を

続けており、毎日新聞社主催の「毎日書道展」に毎年のように出品しているのこと。

全国から数多くの作品が寄せられる中で、これまで９回の入選。その中で１回は佳作に選ばれるほどの

実力。写真はその中の２つの書です。表彰式は、東京の帝国ホテルで行われるそうで、それが唐沢さん

の励みになっているそうです。「書」に興味のある方は訪れてみてはいかがでしょうか。

（この日の翌日、今年の作品が入選したとの連絡があり、通算１０回目の入選。１０回入選すると上野

美術館に書を出せるようになるのだそうです。）

【　　「　極　」　　】

【　　「　逢　」　　】

書を眺めていると、今度は「布ぞうり」が。唐沢さんは手芸なども得意とのことで、色々な色合いで

この「布ぞうり」を作るそうです。「ワラぞうり」はよく見かけますが、布で作った「ぞうり」は、

肌触りもよく、色もカラフルで、装飾品としても使えるようで、一味違った楽しみ方ができるそうです。

農家民宿、まちの縁側、ぶどうとワイン造り、書家、手芸・・・。自分の殻を一歩抜け出して、少しでも

チャレンジすることで、人生の楽しみ方も満足感もちょっと変わるのかなあとしみじみ感じた一日でした。

一人で何役もの顔を持つ唐沢さんとの出逢い。私の伊那の地での大きな財産となりそうです。