2014.03.22 [ 自然・山・花 ]
鳥のように【井月さんのこころ53】
北へ帰る雁を井月さんが詠んでいます。
行雁や湖水の水も朧めく 井月
芭蕉翁は、帰雁(きがん)に寄せて友との別れの心境を詠んでいます。
時に、若かりし芭蕉翁29歳、故郷の伊賀上野から江戸へ初の旅立ちです。
雲と隔つ友かや雁の生き別れ 芭蕉
「春日愚良子句集」から
鳥帰るなかなか帰らぬ鳥もある 愚良子
ほろ酔ひは春昼なかの余白なり 愚良子
所長室の東窓から眺める東駒ケ岳(甲斐駒ケ岳)。
標高2967mのその手前、天竜川の上空の余白には鳥影を見かけることが多くなってきました。
長閑さや心のままに東駒
青巒
合同庁舎の耐震化工事のため先週から足場が組み上げられて、この景色とはしばらくお別れです。
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