2012.11.08 [ 自然・山・花 ]
地域の元気創造中!~十二天の森「秋の自然観察会」~
こんにちは! 地域政策課のSです。
地域発元気づくり支援金事業を活用した事業をご紹介いたします。
10月27日(土)駒ケ根市にある十二天の森で「秋の自然観察会」が開催されました。
十二天の森(なぜ十二天という名前が付いたのか。諸説には神仏的な解釈やこの森の面積が12町歩あるなど、確かなことは分かっていません。)は、上伊那郡内で唯一といわれる市街地に残された貴重な平地自然林です。この森を開発から守るべく、駒ケ根市が自然生態観察園に指定し、極力手を入れずに自然のままの森の姿を保護してきました。しかし、手を加えないことによる弊害が見受けられるようになってきたことから、里山の利活用を住民と一緒になって進め、環境の整備を図るとともに、環境教育活動を行うことになりました。自然観察会はこの活動の一環として開催されたものです。
この森の全体図です。
森に入る前に、今日の観察会の講師である信州大学の島野准教授から、里山と人との関わり・里山をどう活かしていくかお話がありました。島野准教授はこの十二天の森には約400種もの植物があり、これらを残していくためには、森を育み管理しながら守ることが大切であると話されていました。
島野准教授(左側の写真中央)と参加者の皆さん(右側の写真)です。
それでは、森の中へ。
森の中の様子です。植物を見つける度に島野准教授が説明をしてくださいました。
樹木の名札があります。大分傷んできているため、現在新しい物を製作中とのこと。付け替えする時にはまたお知らせしますので、皆さん参加してくださいとのことです。(実行委員より)
森の中には小川や池もあります。夏には水鳥も集まってくるそうです。
小川の近くに少し変わった植物を見つけました。
ブーメラン型の葉をしています。アギスミレだと教えていただきました。
「森は季節によって景色が変わります。それぞれの季節に足を運んでみると、この森のよさが実感できるでしょう。」と島野准教授。
最後に、森の中からは見ることができませんでしたが、森の外から断層面を見ることができます。
分かりにくいですが、黒土と赤土の境が断層部分です。
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