い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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農業用水探検隊を開催しました!(南箕輪村立南部小学校4年生)

こんにちは!
農業用水探検隊事務局の鯉太郎です。
今回は、令和5年6月30日(金)に開催した農業用水探検隊の様子をお伝えします!

この取組は、身近にある農業用水路等の歴史や役割を学習し、上伊那地域の農業や農業水利施設への理解を深めていただくことを目的に、平成19年度から地域の小学4年生を対象に実施しているものです。

本年度の第1回目となる今回は、南箕輪村立南部小学校の4年生約50名の皆さんに参加をいただき、天竜川の右岸側の農地を潤す「西天竜幹線用水路」と「伊那西部畑地かんがい施設」の二つの施設をご案内しました。

当日は、あいにくの天気とはなりましたが、朝8時30分に元気よく学校を出発し、バスの車内から箕輪町にある西天竜幹線用水路の開田記念碑や円筒分水工を見学しました。約100年前に総延長25㎞もの水路が造られ1,180haの農地が開田されたことや、地域の農業を支える水路を将来に引き継いでいくことの大切さ等を学習しました。

西天竜幹線用水路流末の伊那市小沢にある「西天竜発電所」では、地下25mにある発電機まで80段の階段を下りて、実際に発電機が回っている様子を見学しました。

発電所を管理する長野県企業局南信発電管理事務所の担当者からは、発電所の改修により通年での発電が可能になり年間16,100千kWh(約4,500世帯分)の発電を行っていること、農業用水には再生可能エネルギーを生み出す重要な役割もあること等を説明いただきました。児童からは、「発電した電気は何に使われているの?」「地下の深いところに発電機があるのは何故?」など、たくさんの質問があり、興味深く学んでいただきました。

また、伊那西部畑地かんがい施設では、南箕輪村田畑にある伊那西部土地改良区連合の第1揚水機場を見学し、辰野町から伊那市にまたがる広大な農地を潤すため、標高差約180mまで水を押し上げる揚水ポンプの役割を学習しました。

実際にポンプが大きな音を立てて動き出すと児童からは歓声があがり、地域の農業を支える施設の迫力を実感するとともに、維持管理をしていくことの大切さについて理解を深めていただきました。

本年度は、今回の開催を皮切りに、伊那市、箕輪町、辰野町の小学校での探検隊の開催を予定しています!

今後も引き続き、農業用水探検隊の取組を通じて、地域の農業用水利施設への理解を深めていただけるよう取り組んでまいります。

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