2015.01.07 [ 地域振興局 ]
地域材の流通拡大に向けて
長野県では「信州F-POWERプロジェクト」として、塩尻市に大型製材工場の建設が進められています。(完成イメージ図→)
(工事の様子は、平成26年7月10日掲載の来て!観て!松本『彩』発見ブログに掲載されています。)
平成27年4月からの稼働のため、平成26年11月末から木材の納入が始まっています。
上伊那地域の民有林からは、建築用材や合板、薪などの用途で、毎年2万㎥を超える木材が生産されています。
「信州F-POWERプロジェクト」は、これまで以上に地域の木材を生産し、森林所有者に喜んでいただける絶好の機会になると期待されています。
今回は、「信州F-POWERプロジェクト」で求められている木材の規格は何なのか、共通認識を持つための検討会を12月22日(月)に駒ヶ根市で開催しました。
当日は、上伊那地域の素材生産業者の皆さんや市町村林務担当者などが出席し、工場の事業主体である征矢野建材株式会社の担当者の方から、4mに造材された丸太を見ながら、利用者側から見た木材評価のポイントについて説明を受けました。
また、長野県の指導林家でもある平澤林産有限会社の代表取締役 平澤照雄氏から、「製材工場など、次の工程の利用者がどのような商品を求めているか、しっかり把握すること」「山主に、より多くのお金をお返しすること」など、造材を行う時の心構えについてお話しいただきました。
県内初の大型製材工場の稼働により、上伊那地域からより多くの木材生産が進み、森林整備が一層進んでいくことが期待されています。
上伊那地方事務所 林務課からのレポートでした。
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