１３日（火）から１７日（土）まで実施されている「しあわせ信州移動知事室」。
２日目の１４日（水）には企業誘致や技術開発、人材育成を支援する県の施策などの参考とする
ため、上伊那地域のものづくり企業を訪問しました。
今回は、ものづくり企業２社を訪問し、工場内の様子などを見学させていただきました。

まず、伊那市西箕輪のサン工業株式会社を訪問しました。
サン工業株式会社はめっき加工の分野で伊那市を拠点に活躍されているものづくり企業です。
高度な技術や革新的・独創的な製品を長野県が表彰する「NAGANOものづくりエクセレンス２０
１４」において「燃料電池用金属セパレーター」が認定されたほか、各賞を受賞されています。
工場では、医療用・産業用ロボットや自動車の部品を製造するラインなどを見学させていただき
ました。
また、企業における人材育成や企業OB人材の有効活用、世界一を目指す必要性などについて
意見交換が行われました。

次に、駒ヶ根市赤穂の平和産業株式会社駒ヶ根工場を訪問しました。
平和産業株式会社は、宇宙・航空機などの分野の部品設計・製造に活躍されています。
東京都を本社とする企業で、地元の熱心な誘致もあり、新たな工場の建設地として上伊那地域を
選定され、平成１８年に駒ヶ根工場を操業されました。
当日は、ジェット機の主翼やエンジン部品、身近なところでは新幹線の先頭車両が製造されてい
る様子を見学させていただきました。
また、技術の徹底的な追及や産学連携・中小企業同士の連携、県外企業が従業員を含めて製造拠
点を長野県に移すための環境づくりなどについて意見交換が行われました。