2012.11.28 [ 地域振興局 ]
第2回目 上伊那地域景観ツアー(11月17日 いいいなの日)
(①のテレビアンテナなんか見る以前に気がつきません。②は見てはいますが印象に残らないなー。やっぱり③でしょう。)
堀先生
「皆さん③ですよね。これから言えることは、人間は全体で物を見ていない。特色のあるものを抜き出して見ているのです。」
「もっと言うと、見ているものを理解するために見る。地域やまちを理解するために見る。理解の手がかりを探して見ているのです。そのためには、見た目の大きさが程良いことが必要となります。山の上のアンテナなんか小さすぎるし、ここはどこなんだ?どうやらヨーロッパの港のようだということを理解するために見るので、③のところを見ているということとなります。」
堀先生
「看板に興味を持っている人は、看板ばかりを見ます。行政で、電線地中化などを担当している人は、電柱ばかりが気になります。だけど、一般の人は、看板も電柱もそれほど見ていないのです。」
(建築課が出席する景観について考える会議などでは、看板も電柱もどちらかというと邪魔者扱いされることが多いけれど、ちょっと面白いことを先生が言いました。)
堀先生
「私たちは、主に二つのものを見ています。」
「1番目は、見たいものや興味を持っているもの(人によって違う)と、理解の手がかりとなるもの。」
「2番目は、見やすいもの⇒見えの大きさが程よい⇒見込角が10度から20度。」
「1番目は既にお話ししましたが、2番目の見やすいもの、見込角が10度から20度を何も機械で測らなくても、簡単に測る方法を教えますので覚えてください。」
(そんな方法あるのかな?見える大きさだって近付けば大きくなるし離れれば小さくなると思うけれど?)
見込角の測定の方法については次の回で掲載します。
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