い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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西天竜幹線用水路の補修工事が完了しました!!

みなさんはじめましてface01

本年4月より新たなメンバーになりました農地整備課ネズです。

平成20年度から実施していた県営かんがい排水事業西天竜地区の最後の発注工事が、5月末に無事完了しました。ここに事業の紹介をします。

もともとは、大正11年から昭和3年にかけて、岡谷市にある天竜川の取水口から、辰野町、箕輪町、南箕輪村、伊那市までの水路L=26kmが整備されました。その後、改修を随時行っておりますが、今回の事業ではトンネル・サイホン・開水路・円筒分水工の補修を行ったものです。
(下は補修を終えたトンネル内部写真です)

サイホン:水を川より低い場所にいったん落として、川を越えた後に高い場所で放流する構造となっています。
(下は以前(H12~17年)の改修工事で横川川横断のため使用した掘削機械「シールドマシーン」です)

(下はサイホン内部写真です)

円筒分水工について、説明いたします。昔、水がない時に水争いが起きており、公平な分水のために作られたのが円筒分水工になります。仕切りの間隔により、分水比が一目瞭然であり、流量が変化しても比率が一定であるため、公平性が保たれます。

現在、この水路沿線には35基の円筒分水工がありますが、これだけの規模で活用されているのは、全国でも最大とのことでH18年に土木学会から「選奨土木遺産」に指定されました。

円筒分水工建設当時の写真(箕輪町郷土博物館よりお借りしました)

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