2016.01.04 [ 地域振興局 ]
伊那市富県新山に田舎暮らしモデルハウス(キットハウス)完成
過日12月15日に、伊那市富県新山において、伊那市が建設を進めていた「田舎暮らしモデルハウス(キットハウス)」が完成し、内覧会が開催されました。
「モデルハウス」全景 地元、新山の皆さんも訪れ、大盛況でした
「田舎暮らしモデルハウス(キットハウス)」は、伊那市が市内の森林資源や技術力・人材の活用などを目的として研究開発したもので、「田舎暮らしモデル地域」である新山集落の定住促進の拠点としての、また、Iターン・Uターンの皆さんが安価で良質な住宅を建築できるようモデル住宅としての役割もあります。(※)
使われた木材は地元伊那産材を中心とした上伊那地域材で、柱はヒノキ、梁・外壁・内壁はスギ、床はアカマツ、造作・建具にカラマツと、長野県が推進する地消地産にも合致した建物です。
基本はワンルームですが、将来家族が増えたときには、木材落とし込み工法の壁板により簡単に部屋を仕切ることができ、更に、広い吹き抜け部分に床を貼ることによって居住面積を増やすこともできるのが、このモデルハウスの肝となっています。
落とし込み工法の壁板 居住スペースに変えられる大きな吹き抜け
暖房には、これも地消地産のエネルギーを活用する、薪ストーブとペレットストーブが設置されていて、それぞれの使い心地を試すこともできます。
薪ストーブ(身体の芯から温まります) ペレットストーブ(手軽に使えるのが嬉しいです)
伊那市では1棟1,000万円台の価格を想定し、上伊那木材協同組合を通じて販売の予定です。
キッチンの窓からは新山の集落が一望できます
今後、移住希望者を対象とした「お試し宿泊」なども計画されており、新山集落“再熱”の要として、活用が期待されています。
(※)平成27年度 定住対策事業
キットハウス研究委託(委託先:上伊那木材協同組合、上伊那森林組合 建物構造規模:木造2階建、延べ床面積79.5m2)
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