林務課 普及係です。
上伊那地域では地域の方達が主体となって、里山の保全と利活用することを目的に認定された「里山整備利用地域※1」での取り組みが各地で行われています。
今回は長野県森林づくり県民税(通称:森林税)を活用した、飯島町の「南駒ヶ岳里山整備利用地域」の取り組みをご紹介します。
こちらの地域では、飯島町七久保区長はじめ役員の皆さん、近隣のNPO法人森林環境の方達などで構成された協議会が中心となって活動しています。
その協議会の活動の一つとして、9月19日に飯島町の七久保地区にある「千人塚公園キャンプ場」の駐車場にて「薪づくり作業」が行われました。
これは、支障木を薪として有効利用することで、地域の方々へ里山資源の有効活用と魅力を伝えることを目的としています。
さらに、その薪は最近ニュースで耳にすることが多くなった自然災害発生時に、暖を取るためだったり、炊き出し用の燃料として利用されます。
当日は区長さんはじめ、役員の皆さん、NPO法人森林環境の技術職員の方など、総勢12名の方達が集合。
朝8時、作業前のミーティングでは、作業の段取りの確認と「日頃の草刈りと違う作業なので、安全には十分に注意してほしい」と区長さんからの挨拶で作業がスタートしました。
皆さん役割分担はしっかり。手際よく4m以上の丸太を薪へとしていきます。
薪割機は昨年森林づくり県民税を活用し購入したもので、直径40センチ程ある丸太も一瞬で一刀両断!
軽トラックの荷台に薪(約0.7㎥)がみるみる積み上げられ、午前中には3台分が満タン!
天気と心地よい秋風にも恵まれ、とても気持ちのよい作業となりました。
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