2013.11.25 [ 地域振興局 ]
高校生の間伐実習 ~上伊那農業高校~
林務課rosaです。
11月5日(火)と6日(水)に行われた、上伊那農業高校の緑地創造科2年生39名の間伐実習の様子をレポートします。
今年で8年目となった間伐実習は、上伊那郡箕輪町にある電子部品の開発・製造・販売のKOA(コーア)株式会社の社有林をお借りして行われました。
講師は、上伊那林業士会と山造り舎、それにKOA㈱の社員を加えた8名で、1人で4~5人の生徒を担当。生徒さんにとっては直接、林業のプロから講習を受けられる貴重な機会です。
<上伊那林業士会の川島会長(中央)と講師陣>
KOA㈱は周囲を社有林に囲まれていて、アメリカにある大企業のような雰囲気。開会のあいさつに見えたKOA㈱の田中部長によると、北米を視察された経営者の方がここに社屋を建てる際に、あえて周りの森を伐らずに残されたとのこと。その、自然環境を大切に考える社風は、当時も今も変わっていないようです。
<KOA㈱ 田中部長>
今回は、その貴重な社有林を使っての間伐実習。チェーンソーは初めての生徒さんがほとんどだけど、みんな上手に伐れるかな・・・
間伐の説明を受けてから、早速、チェーンソーを使って丸太切りの練習が始まりました。最初はおっかなビックリの様子だったのが、気がつけば、高度な「突込み切り」までやっています。さすが若者!飲み込みが早いですね
いよいよ、立っている木を伐るための練習が始まりました。丸太を両サイドから支えて「受け口」の作り方を学んでいます。
みんなで「受け口」を切った丸太は、森の中のオブジェのよう
さあ、立木の伐採に挑戦!こんなに太いアカマツ 伐れるのでしょうか。まずは木を倒す方向を決めてから、チェーンソーの歯を当てる場所にチョークでしるしをつけます。
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