2012.11.05 [ 歴史・祭・暮らし ]
地域の元気創造中! -信州みなこい里山泊覧会イーラ その1-
おいしい食事の後はミステリーツアーに戻ります。
ヘルメットをかぶされて、たどり着いたここは…どこ?
そう、この橋の上なんです!
この橋の名は「与田切(よたぎり)大橋」、現在建設中の国道153号伊南バイパスに架かる全長658mの橋なのです。現在、12月22日の供用開始に向けて舗装などの工事を行っている最中の橋の見学が、このミステリーツアーのメインイベントなのです。
国土交通省飯田国道事務所の担当者の方の説明で、この橋の構造や工法などの説明をお聞きしました。
今はまだ舗装前、二度と歩けないコンクリートの橋の上で写真を撮ったりダッシュしてみたり、思いのまま楽しんだ一行なのでした。
この橋の高さは40m以上、写真ではあまり高さが伝わりませんがまさに絶景、「ドキドキ・ワオー」な時間を過ごしました。
(写真左:飯島方面を望む、写真右:本郷方面を望む)
(写真左:与田切川の下流を見下ろす、写真右:与田切川の上流を見下ろす)
旅の最後はこの橋の下に降りて、「飯島町のグランドキャニオン」の見学です。
まずはこの写真をご覧ください。(ちょっとわかりにくいかな…?)
ここは与田切川に沿って地層が露出している場所なのですが、ここで飯島町の土地の成り立ちがわかるのだそうです。先ほど陣馬形山でお話しくださった寺平先生に再びご登場いただきます。
先生によると、
(1)ここには上の層と下の層があり、上の層は石が斜めに流れていて、下の層は石が左右に流れている。
(2)下の古い層はこの時代に(天竜)川が南北に流れてたことを示している。
(3)上の新しい層は(与田切)川が東西に流れていたことを示している。
とのこと、案外近くに(地質学的な)飯島町の成り立ちがわかる場所があるものですね。
その後、集合場所の飯島町文化館に戻り、今回のツアーはお開きになりました。飯島町の新たな魅力の発見だけでなく、普段はできない珍しい体験もあって、非常に有意義な一日になりました。
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