い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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散りゆく桜に【井月さんのこころ58】

 翌20日(日)は、休戸(やすど)耕地の総会。午後1時から総会に先立ち、秋葉様のお日待ち神事が行なわれました。秋葉神社へ代参した4名の皆さんが持ち帰ったお札をいただいて、各々の家の神棚に火防の神として祀ります。
 江戸時代から続くといわれる秋葉代参は、くじ引きで3~4軒ずつ順番に務め、かつては泊りがけの大仕事でしたが、最近は車で日帰り。56戸の順番が一巡した今回を最後として、来年からは、お札を郵送で取り寄せることが決まりました。



 耕地総会では、今年度の副総代兼会計を務めることになり、進行役を仰せつかりました。
 耕地と公民館分館のそれぞれに、前年度の事業報告・会計決算報告が原案どおり承認され、今年度の事業計画・会計予算も原案どおり決定していただきました。
 秋葉様お日待ちの直い(なおらい)と懇親会を兼ねて、恒例の酒宴が催されました。事前の賄い準備や当日のお燗番・片付けも大変な仕事でしたが、無事に済みました。

 21日は、従兄の一周忌(法要は13日(日))でした。
 つれづれなるまゝに、詠史

   従兄逝きて咲きぬべき花去年の庭  青巒
   (あにゆきてさきぬべきはなこぞのにわ)

   散り萎れたり早や小祥忌   朴翆
   (ちりしおれたりはやしょうじょうき)

徒然草 第百三十七段「花は盛りに」 

 花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは。雨に向かひて月を恋ひ、垂れ込めて春の行方知らぬも、なほあはれに情け深し。咲きぬべきほどの梢、散りしをれたる庭などこそ見どころ多けれ。(以下略)

 高遠藩の鎧も大切にしたい文化財です。はてさて、この鎧は。

 「春日愚良子句集」から

 春疾風亡者の鎧ひきちぎれ  愚良子

  写真:桜の花びら 池いっぱいに
        (高遠城址公園H26.4.21)

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