2014.04.26 [ 歴史・祭・暮らし ]
散りゆく桜に【井月さんのこころ58】
翌20日(日)は、休戸(やすど)耕地の総会。午後1時から総会に先立ち、秋葉様のお日待ち神事が行なわれました。秋葉神社へ代参した4名の皆さんが持ち帰ったお札をいただいて、各々の家の神棚に火防の神として祀ります。
江戸時代から続くといわれる秋葉代参は、くじ引きで3~4軒ずつ順番に務め、かつては泊りがけの大仕事でしたが、最近は車で日帰り。56戸の順番が一巡した今回を最後として、来年からは、お札を郵送で取り寄せることが決まりました。
耕地総会では、今年度の副総代兼会計を務めることになり、進行役を仰せつかりました。
耕地と公民館分館のそれぞれに、前年度の事業報告・会計決算報告が原案どおり承認され、今年度の事業計画・会計予算も原案どおり決定していただきました。
秋葉様お日待ちの直い(なおらい)と懇親会を兼ねて、恒例の酒宴が催されました。事前の賄い準備や当日のお燗番・片付けも大変な仕事でしたが、無事に済みました。
21日は、従兄の一周忌(法要は13日(日))でした。
つれづれなるまゝに、詠史
従兄逝きて咲きぬべき花去年の庭 青巒
(あにゆきてさきぬべきはなこぞのにわ)
散り萎れたり早や小祥忌 朴翆
(ちりしおれたりはやしょうじょうき)
花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは。雨に向かひて月を恋ひ、垂れ込めて春の行方知らぬも、なほあはれに情け深し。咲きぬべきほどの梢、散りしをれたる庭などこそ見どころ多けれ。(以下略)
高遠藩の鎧も大切にしたい文化財です。はてさて、この鎧は。
「春日愚良子句集」から
春疾風亡者の鎧ひきちぎれ 愚良子
写真:桜の花びら 池いっぱいに
(高遠城址公園H26.4.21)
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