環境・廃棄物対策課のY崎です。
6月18日(水)午前10時から、岡谷市の長野県諏訪湖環境研究センター前の諏訪湖畔にて開催されたアレチウリ等の外来種駆除指導者研修会に参加しました。市町村職員、県民のみなさん、県職員のおよそ30名が集まりました。
①作業の様子
②作業の様子
まずアレチウリの特徴と防除方法の説明がありました。アレチウリの葉は角ばったハート型で、茎には粗い毛が密集し、巻きひげで他の物に巻きつき拡がります。1年草のため根が浅く、根を残さないよう抜き取れば、確実に駆除できるそうです。外来植物の駆除の進め方として、①取組の目標を決める【何のためにやっているのか】 ②取組状況の記録【目標に対する評価・引継ぎができる】 ③住民などへの情報発信【住民の理解向上により早期発見・分布の拡大抑制】 そして、駆除の取組状況を見える化することが必要とのことでした。 説明のあと2班に分かれ作業を始めました。最初は、アレチウリに似ている在来種の葛(くず。葉はひし形)との区別がつかなかったのですが、慣れてくると目に飛び込んでくるかのようにアレチウリの存在がわかるようになります。30分ほど作業し、駆除したアレチウリの重さを測ります。全部で12㎏でした。
③計測の様子
作業後、他の外来種の説明がありました。 ④抜き取ったオオハンゴウソウ
写真④のように、同じ場所に特定外来種のオオハンゴウソウ(7月~10月頃黄色い花を咲かせる。繁殖力旺盛)も生えていました。これで2年ほど経過した大きさだそうです。
毎年6月から7月にかけて、各自治体主催で河川敷等のアレチウリ駆除作業を行います。この時期発芽するからですが、これを逃すと秋には花が咲き結実し種が落下してしまいます。
このような講習会を通して、外来種の知識を持つ人を増やすことでこれ以上外来種を増やさないようにしていくことが肝要と思いました。
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