2016.12.05 [ 歴史・祭・暮らし ]
魅力満載のローカル線!!飯田線~最終回「辰野駅ともうひとつの飯田線」
探検隊OTです。下伊那地方事務所の地域発信ブログ「南信州お散歩日和」から続いた飯田線各駅の旅は、今回で最終回を迎えました。
まずは、飯田線の北の境界駅の辰野駅を紹介します。
辰野駅の様子については、7月13日投稿の「風っこ 善知鳥号 信州DC」で既に紹介しました。
https://blog.nagano-ken.jp/kamiina/local_office/25038.html
駅スタンプがあります。(伊那市駅と辰野駅でみつけました。)
辰野駅はJR東日本の管轄駅となっています。JR東海との境界は、飯田線の下り場内信号機だそうです。
<辰野駅基本データ>
・有人駅
・ホーム 2面4線(0~3番線として使用)
(線路としては9番線までありますが、4番線以降はホームがありません。また、駅舎横には夜間滞泊を行う下り線専用の0番線があります。)
・標高 722m
・開業 明治39年6月
(飯田線の辰野駅開業は明治42年12月ですが、現在より西方約300m(西町)にあり、中央線と接続していませんでした。大正5年に現在の駅に乗り入れとなりました。)
・1日平均乗車人数 551人(平成26年)
<<もうひとつの飯田線>>
これまでも時々紹介してきましたが、明治42年11月28日、伊那電気鉄道株式会社が最初に営業したのは、辰野駅から松島駅(現在の伊那松島駅:箕輪町)8.6kmでした。
(黒線が今の飯田線、赤線が国道153号、青線が中央道、緑線が開業当時の飯田線です。)
当時の三州街道(中山道塩尻宿から分岐して、天竜川に沿って現在の国道153号を南下し、東海道岡崎宿に至る街道)は、中山道には関所があり手続きが面倒ということで、商人などはこの街道を主に使ったといわれています。そのため、「中馬」という伝馬を使った荷物運搬業が盛んで、飯田線辰野駅を設置する際、仕事が奪われると馬夫組合が反対したため、中央線の辰野駅と離れた場所に設置されました。
伊那松島駅(箕輪町)から1kmほど北上し、現在の追分踏切付近(西友箕輪店裏側)から反れて、
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
上伊那地域振興局 総務管理課
TEL:0265-76-6800
FAX:0265-76-6804