2013.09.20 [ 歴史・祭・暮らし ]
ふるさと発見講座を受講しました
歴史・祭・暮らしのHです。
宮田村公民館が主催するふるさと発見講座が8月31日に宮田宿本陣旧新井家住宅で開催されました。
会場となった宮田宿本陣は元々、宮田駅東の県道沿いの駅近くにあり、中央自動車道近くの総合公園の東へ昭和62年に移築され、現在は県宝となっています。
手前の門を入ると本陣として使われた座敷部分があり、右の障子が見えている部分が住居部分で、障子の先に家族が利用する入口があります。屋根は石置き屋根で再建されています。屋根の向きが座敷部分と住居部分で異なりますが一体の建物となっていてます。
講座のテーマは「本陣の建築および意匠について」、講師はNPO信州伝統的建築物保存技術研究会 副理事長の吉澤政己さんでした。
県内、近県に残る本陣の意匠を凝らした座敷等を照会されました。
本陣は明治になると大名の利用がなくなり、拝領金が入らなくなったため、本陣の座敷部分か住居部分が売却される場合が多く、一体として残っている本陣は少ないとのことでした。
宮田宿本陣の座敷の天井は竿と呼ばれる天井板の下の角棒が床の方へ向く古い形式であること。
通常、本陣は大名が料理人を伴い、家族が調理をしている場所とは別の部屋で調理をしていたとのことです。
宮田宿本陣の住居部分です。明治になり、大名の利用がなくなり収入としていた拝領金が断たれると、座敷部分か住居部分を売却する場合が多く、宮田宿本陣のように一体として残っている例は少ないそうです。
本陣の前には江戸時代の通りが再現されていて、通りの中に水路があった様子も見られます。
県宝 宮田宿本陣旧新井家住宅については以下のホームページをご覧くだい。
http://www.vill.miyada.nagano.jp/page.php?i=000000001152&c2=00000116&s=15
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