い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

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立春のよき酒に 【井月さんのこころ101】

 2014.08.09 打ち水する頃 【井月さんのこころ72】

 立春の前に井月さんが、次のように詠んでいます。

  よき酒のある噂なり冬の梅  井月

 この句の評釈について、井上井月研究者である竹入弘元氏の「井月の魅力 その俳句鑑賞」(ほおずき書籍)から引用させていただくと・・・、

 早春百花に先がけて咲く梅。花の兄と言われる。春の季語であるが、冬の梅は冬。節分前の冬に咲く梅。今は寒中仕込が一般的だが、昔収穫すぐの米で仕込むと秋のうちに新酒となった。

 よき酒のある噂は忽ち広がる。酒好きの井月は特に敏感。東伊那伊那森神社に山浦山圃の画「男女対酌図」の賛とした額を写した句碑ができた。

  (冬の梅・冬)

 酒といえば、唐代の詩仙・李白が詠んだ有名な「月下独酌」があります。

 花間一壼酒  花間一壷の酒

 獨酌無相親  独り酌んで相親しむもの無し

 舉杯邀明月  杯を挙げて名月を迎え

 對影成三人  影に対して三人と成る

 月既不解飮  月既に飲を解せず

 影徒隨我身  影徒らに我が身に随う

 暫伴月將影  暫く月と影とを伴い

 行樂須及春  行楽須らく春に及ぶべし

 我歌月徘徊  我歌えば月徘徊し

 我舞影零亂  我舞えば影零乱す

 醒時同交歡  醒むる時ともに交歓し

 醉後各分散  酔うて後は各々分散す

 永結無情遊  永く無情の遊を結び

 相期遥雲漢  相期す遥かなる雲漢に

 

 前々回の蘇東坡が詠んだ「銀漢」も、李白のこの「雲漢」もその意味は「天の川」。

現代語訳

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