2012.09.19 [ 食・農・旅 ]
上伊那の旅(孝行猿・分杭峠)
上伊那地域魅力発掘探検隊(食・農・旅グループ)のKです。
上伊那の旅ということで、
”孝行猿”と”分杭峠”の旅に行ってきました。
<”孝行猿”の旅>
今日は、心温まるちょっといいお話をいたしましょう。
伊那市長谷には、“孝行猿”の物語が伝えられています。
冬の日に猟に出た村人は、一匹の獲物も取れずにトボトボと歩いていました。
あきらめかけた頃、大木に猿がいるのを見つけ、「しめた!」と思って、一発で仕留め、家へ持ち帰り、いろり端に吊るしました。
夜更けに、目を覚ました村人は、いろりの火影が、見えつ隠れつしているのを不審に思い、覗いてみると。。。
子猿3匹が、冷たくなった母猿にすがりついています。
よく見ると、残り火に小さな手をかざし、交代で死んでしまっている母猿の鉄砲疵を暖めているのです。
村人は、「なんと哀れな。」
母を思う子猿の気持ちに心打たれた村人は、母猿を丁重に埋葬し、祠を建てて、その霊を弔い、自らは、これまで多数の生き物を殺したことを後悔し、念仏者となって諸国行脚に出かけていきました。
この物語は、大正7年の尋常小学修身書、(道徳の本)にも掲載されているようです。
親を殺してしまう事件もありますが、このような心を大切にしたいものです。
写真は、資料館(宿泊施設 入野谷内)に飾られている孝行猿の像です。
吊るされた母猿を子猿が暖めています。
資料館は、以前民家にあったものを移設したそうです。
資料館(宿泊施設 入野谷内)地図
ここには”ゼロ磁場水”を使ったお風呂もあります。
散策で疲れた体を癒してみてはいかがでしょう。
http://www.ina-city-kankou.co.jp/cms/modules/tinyd2/
<”分杭峠”の旅>
話題のパワースポット、分杭峠に行ってきました。
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