2023.06.13 [ 食・農・旅テイクアウト信州農業農村支援センター ]
「そのマンマメンマ」を食べて、放置竹林の整備に一役!
農業農村支援センター Oです。
伊那市長谷にある、道の駅 南アルプスむら長谷の直売所「ファームはせ」では、地元の幼竹で作った「そのマンマメンマ」が4月から販売されています。
伊那市では、国の事業を活用して放置竹林対策に取り組んでおり、市やファームはせ等関係者でメンマプロジェクトチームを立ち上げ、各地で問題になってきている放置竹林を整備し、その副産物として採れる幼竹を活用して特産品「そのマンマメンマ」づくりが始まりました。
竹はすぐに大きくなってしまうため、放置されやすく竹藪化してしまいます。そこでメンマプロジェクトでは、5月から6月上旬にかけて、市内(富県、東春近、高遠など)の竹の幼竹(高さ2m位までの竹)を採取し、皮を剥き、可食部を長さ4~5㎝に切りそろえ、柔らかくなるまで茹でて水気をしっかり切って、竹の30%の塩で塩漬けして保存しています。
長谷にある農産物加工施設「気の里工房」では,伊那の魅力を伝えられるようにと、ご飯のお供としてだけでなく、お酒のおつまみとして若い人たちに喜んで食べてもらいたいという思いから、昨年塩漬けした幼竹を塩出しし、地元の酒「仙醸」や身近な素材を使って試作を繰り返し、3つの味のメンマが完成しました。
- きのこ醤油味…県内で一番多く栽培されているエノキタケを加えた醤油味に
- くるみ味噌味…たくさん採れるクルミと、昔ながらの手法で丁寧に作られる気の里工房の手作り味噌「みそ玉味噌」で味付けしたくるみ味噌味
- ピリ辛辣油味…長谷中学校の生徒たちが作るラー油「長谷の太陽」や、栽培されている八房(やつふさ)唐辛子などを使ったラー油味
と、それぞれに特徴を持たせて作っています。
昨年300㎏程漬け込んだ幼竹を短冊切りにして塩出しをして、直売所での売れ行きを見ながら加工し製品化しています。ピリ辛辣油味にはたくさんのラー油「長谷の太陽」が使われていました。
商品は、南アルプス村ファームはせの直売所で購入することができます。お近くにお立ち寄りの際は、3種類の「そのマンマメンマ」を食べてみてください。そのまま食べても、自分だけのアレンジ料理にしても楽しむことができると思います。
「そのマンマメンマ」特設ホームページ
https://lit.link/sonomanmamenma
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