2013.11.11 [ 食・農・旅 ]
トルコギキョウを栽培する人
農業改良普及センターのN.Hです。
長野県のトルコギキョウ生産は、全国1位の生産量を有しますが、中でも上伊那は大きな産地となっています。そんな上伊那地域のトルコギキョウ生産に大きな役割を担っていただいている、伊東茂男さんを紹介します。
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伊東さんの経営は、トルコギキョウの栽培を行う一方で、育種と採種を行っているというのが大きな特徴です。
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トルコギキョウはハウスで栽培をしていますが、栽培と育種を合わせて約70アールという大規模な経営で、「株式会社フロムシード」を設立し事業を行っています。伊東さんは、JA上伊那と連携する中で、消費者や市場が求める品種はどんなものが良いか常に研究し、新しい品種を作り出します。伊東さんが育種した品種は、JA上伊那のオリジナル品種となり、JA出荷量の約8割を占めています。また長野県が育種した品種も試験栽培していただいています。
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トルコギキョウは、夏の花というイメージがあり、10月~11月のブライダル等の需要が多いにもかかわらず、出荷量が急減するという状況でした。
そこで県では、「トルコギキョウ秋出荷プロジェクト事業」として、暖房や電照施設を整備し、10月~11月に出荷を増やす取り組みを行っています。
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写真はヒートポンプです。省エネルギーでハウス内の暖房ができるものです。伊東さんは、県のモデル農家として取り組んでいただいておりますが、その成果が期待されています。
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写真は県で育成中のもので、伊東さんに試験栽培していただいているトルコギキョウです。
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