6月19日(金)、上伊那林業振興会の主催による「春季ホダ場研修会」が開催されました。
この研修会は、原木シイタケの生産現場をまわり、今年の春に植菌したホダ木についてシイタケ菌の生育状況と今後の管理方法を専門家から指導いただき、生産者同士が交流を図ることを目的に、毎年、春と秋に開かれているものです。
※「ホダ木」とは原木にキノコの種菌を植え付けたものを言い、「ホダ場」とはキノコを栽培する場所のことを言います。
近年では、学習の一環として原木シイタケ栽培を行う学校が増えていることから、あわせて小中学校を訪問し、栽培管理のアドバイスも行っています。
当日は、長野県の指導林家である駒ヶ根市の水上 平八郎さん、鳥取県にある一般財団法人の普及指導員の方に御指導いただきました。
シイタケ菌がホダ木内でうまく成長しているかどうかは、ホダ木を縦に半割りにしたり、樹皮を剥がして確認します。
いずれの生産者についても、シイタケ菌がホダ木内で順調に生育していることが確認できました。
また、今回訪問した小中学校3校でも、生育は順調。来年の秋に期待されるシイタケの発生に向け、先生方も、今後の管理について真剣にアドバイスを聞いていらっしゃいました。
原木シイタケ生産者は、全国的に減少・高齢化しているのが現状です。一方で、上伊那地域では、意欲的な若手生産者や定年後にシイタケ生産を始めようとする生産者がいらっしゃいます。
原木シイタケ栽培について興味を持たれた方は、お気軽に上伊那地方事務所 林務課までお問合せ下さい(0265-76-6825)。
上伊那地方事務所 林務課からのレポートでした。
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