2013.12.07 ［ 食・農・旅 ］
初時雨の頃【井月さんのこころ３８】
あらためて自然の猛威を目の当たりにし、それに挫けずに復興に取り組んでおられる皆さんに敬意を表するとともに、一日も早い再生を祈念しました。
吉浜や荒波寄せる冬の海 青巒
壊れし汀鮭戻りおり 朴粋
木枯らしや復興の術早三歳 青巒
宮城県「松島」にも寄ってきました（遡回その２７参照）。
小春日の暮るゝ彼方や波静か 青巒
掌合わす方に翁おわすか 朴粋
松島や鶴に身をかれほとゝぎす 曾良
今回の大震災の津波も島々が防潮堤の役目を果たし、商店街や道路は浸水したものの護岸はほとんど無傷であった「松島」です。瑞巌寺の石窟に真っ赤な紅葉は、まだ散り残っていました。
松島やああ松島や松島や 詠み人知らず
伊那建設事務所から岩手県宮古土木センターへ派遣されているＯ主任からの報告記事（１２月４日）もご覧ください。
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