2013.09.01 [ 職員のみつけた情報コーナーまちづくり ]
上田の街は博物館 その6 レトロなオーディオ機器と駕籠
地域政策課のYです。
上田市の海野町や原町、松尾町など中心市街地のお店にあるお宝を紹介する「上田のまちなか魅せ見せマップ」をたどるシリーズ。6回目です。 これまでのブログ その1 その2 その3 その4 その5
今回は、北国街道沿いにある柳町の喫茶店「森文(もりぶん)」です。江戸時代には宿場町として栄えた柳町。通りには当時を彷彿とさせるような建物が並んでいます。森文もしっかり卯建(うだつ 防火壁)が上がった建物。明治9年(1876年)に建てられたときは呉服屋さんだったそうです。その後郵便局になり、今は喫茶店。屋号の「森田屋」に創業者の「石森文次郎」の名前から店名が付いたとか。
中もレトロです。タルトやショコラなどのケーキは種類が多いです。木苺のタルトなどその日によっていろいろ楽しめそうです。最後の写真にありますように、セイロに入ったおこわの「強飯膳」や「中華そば」もいただけます。
この日は強飯膳をオーダーして待っている間、ふと気が付くと、ジャズが流れています。周りを見てみると、LPレコードが何枚もあります。ジャズはそのプレーヤーから流れているんです。その横を見るとオープンリールのプレーヤーが。さらには、エジソンの時代を思い起こさせるような大きなラッパの付いたプレーヤーや1920年代のアメリカ製のラジオなど。相当のオーディオファンなのでしょう。農民美術の木工芸品も飾られています。
「上田のまちなか魅せ見せマップ」に載っているお宝は、お店の奥にから入ったところの天井に吊るされている「駕籠」です。もう30年もぶるさがっているのだとか。ネットで検索してみると、真相は定かではないようですが、店主のひいおばあさんがお嫁に来たときに乗ってきたものだという説も。逆光をうまく補正できていないので見づらいですが—。
ここでいただける「強飯膳」は、セイロに五目おこわが盛られています。セイロで蒸されたおこわは、シイタケや山菜、ごぼうなど色とりどりの食材が入っています。永年途絶えていたものを復活させたものだそうです。
また、「中華そば」は、まさに中華そば。ラーメンはシンプルでなきゃ。丼は、「龍」「鳳凰」「雷文」「双喜文」が入った懐かしいもの。強飯膳といい中華そばといい、この店の雰囲気の中で食べるとさらにおいしく感じられます。
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森文
住所:上田市中央4-7-31
電話:0268-22-1458
地図:
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