2013.08.31 [ 職員のみつけた情報コーナーまちづくり ]
和田の新名所「米屋鐵五郎本舗」って何?
地域政策課のOです。
和田宿では宿場の街並みを再生し、活性化に繋げようとする動きが活発です。
実は前回ご紹介した「和田宿宿場まつり」での花嫁道中や時代行列も、地域の皆さんが手作りで始められたものです。
そうした活動の一環として整備されたのが、今回ご紹介する「米屋鐵五郎本舗」。
“こめやてつごろう”と読みます。
この「米屋鐵五郎本舗」、文政時代に「米屋」という屋号の商家があった場所で、江戸時代にも米屋鐡五郎という者が問屋を営んでいたとのことです。その木造2階建ての建物が空いていたため、この空き家を県の「地域発 元気づくり支援金」をご活用いただいて、和田宿の活性化を進める地域住民等で構成される「和田宿のあした―住みよいふる里を考える会」(通称:和田宿あしたを考える会)の皆さんの手で地域の交流拠点施設として改装・整備されたものです。
中を覗くと、囲炉裏のある板敷きのスペースと正面の壁の模様が最初に目に飛び込んできます。
内装はそのほとんどが地域の皆さんの手作りによるもので、この囲炉裏のある板敷きのスペースも皆さんの手によるものです。
正面の壁の模様は、文政時代に旅人向けに作成されたガイドブック「諸国道中商人鑑」で和田宿を紹介した部分を拡大してインテリアに使っているとのこと。
店内には喫茶コーナーがあり、コーヒーや地域の食材を活かした軽食をリーズナブルな価格で提供しています。
もちろん、板敷きのコーナーでいただくこともできます。
また、展示コーナーでは、長和町特産の黒曜石の紹介や地域で活躍する陶芸家の焼き物などを展示、即売しています。
観光客の皆さんに和田宿で気軽に休んでもらえる場所を作りたいという地域の皆さんの思い通り、大勢の方々が利用されていました。
「和田宿あしたを考える会」の皆さんはこの他にも灯篭の整備なども自らの手で行っていますが、これら一連の活動が評価されて、元気づくり支援金活用事業のうち、最も優れている事例に与えられる「元気づくり大賞」に昨年選ばれ、表彰されました。
この場所を使って、アコースティック奏者のライブも開催されるなど、活用にも力を入れていくとのこと。
和田宿の新たな楽しみ方を提供してくれています。
ちなみに喫茶コーナーで「蕎麦ドック」なるメニューを発見。でも、この日は食べることができませんでした。
どのようなものか気になったので、また伺って食してみたいと思います。
また、この「米屋鐵五郎」の数軒上にある酒屋さんで「米屋鐵五郎」という名前の純米酒を発見、こちらは早速購入しました。
ここでしか買えない限定酒ということで楽しませてもらおうと思っています。
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