2013.09.12 [ 職員のみつけた情報コーナーまちづくり ]
上田の街は博物館 その7 酒屋さんのお雛様
地域政策課のYです。
上田市の海野町や原町、松尾町など中心市街地のお店にあるお宝を紹介する「上田のまちなか魅せ見せマップ」をたどるシリーズ。6回目です。 これまでのブログ その1 その2 その3 その4 その5 その6
今回は、前回の「森文」に引き続き、北国街道沿いにある柳町の造り酒屋「岡崎酒造」です。ここも森文同様、宿場町時代を思い起こさせるような建物。創業は江戸時代前期の寛文5年(1665年)といいますから、350年近くもこの地で酒を造り続けている老舗中の老舗。ここの代表的なお酒の銘柄は「亀齢」。「亀」の「齢(よわい)」ですから、これを飲めば長寿間違いなし。お酒自体も永年飲み続けられているものですから、確かです。
ここでは、亀齢のような伝統的なお酒のほか、新しい造り方にも挑戦しています。社長の娘さんが造りだしたのは、発芽玄米から造ったお酒。「芽生(めい)」と「双葉(ふたば)」という2種類あり、両方とも酸味があります。「毎日お猪口で一杯ずつ飲むのがお勧め」だそうです。詳しくはこちらのブログで。
ここのお宝はたくさんあります。まずは「雛人形」。江戸時代後期のものだそうです。面長な顔におちょぼ口。これはいつでも見せていただけます。前回伺ったときはお酒の取材だったので、雛人形は写真を撮っただけでよく見ませんでしたが、細かいところまで細工されています。江戸時代の職人業ですね。
次は、「通い徳利」。酒屋さんですからね、ありますよ。量り売りの酒を入れるのに使っていたそうです。「貧乏徳利」とも言われているということですが、何ででしょうかねえ。徳利というと落語の「禁酒番屋」を思い出します。禁酒令の中でなんとか酒を届けようという酒屋が役人に何回も見破られ、最後にあるものを徳利に入れて仕返しをする話。「御神酒徳利」というハッピーエンドになる話の方がここで取り上げるのには無難かもしれませんが。
ここには、ほかにも酒樽で作られた茶席なんていうのもあります。もちろん酒の匂いはしませんよ、茶席ですから。
↓↓↓ お店の場所はこちら ↓↓↓
岡崎酒造
住所:上田市中央4-7-33
電話:0268-22-0149
地図:
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