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農業用ため池の耐震化に係る課内検討会を実施しました

こんにちは
農地整備課のはりきりボーイです。
本日は農地整備課が実施している事業から、農業用ため池の耐震化について紹介します。

〇農業用ため池とは
農業用ため池とは、農業用水を確保するために水を貯え取水ができるよう、人工的に造成された池のことです。
北アルプス管内には農業用ため池が27箇所あります(大町市、白馬村、小谷村)。そのうち9箇所が防災重点ため池となっています。
(農業用ため池は長野県と農林水産省のまとめでは、長野県全体で約1,700箇所、全国で約16万箇所あります!:令和元年5月末時点)
農業用ため池の多くは江戸時代以前~昭和初期に造られ、古くから農業の貴重な水源及び農業生産性の向上(温水ため池)としての役割を担ってきました。
北アルプス管内の多くは温水ため池です。


写真:居谷里1号ため池(大町市)

しかし現在では老朽化が進み、ため池によっては大雨や地震により決壊等の災害が発生する危険があることがわかってきました。
北アルプス管内では令和元年度より、大町市の居谷里ため池の耐震化事業に着手しました。

〇耐震化工事に向けての課内検討会
ため池耐震化の方法は、押さえ盛土や地盤改良等いくつか考えられますが、現在実施中の設計業務において検討しているところです。
先日、設計業務の請負業者と農地整備課の技術職員とで設計検討会を実施しました。

農地整備課職員の技術力を高めるとともに、より良い設計成果品とすることが目的です


写真:検討会の様子

農業土木の先輩の長年の知識と経験に基づく意見により活発な検討会となり、若手の私は大変勉強になりました。

地震から地域の安全・安心を確保し、また農業用水の安定供給・農業生産性の向上を図るために、日々はりきって業務に取り組んでいきます。

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