2023.11.08 [ 北アルプス地域の歴史・文化・暮らし北アルプス地域のイベント ]
~ため池を再生させよう~第4回ため池の景観整備イベントに参加しました
こんにちは、農地整備課のSです。
10月26日(木)に大町市大町の平二ツ屋にある大澤寺(だいたくじ)ため池で、第4回ため池の景観整備イベントが開催され、私たち農地整備課も参加しました。
今回、景観整備を行った大澤寺ため池は、鹿島川から取水している越荒沢堰を通じて水が貯留されています。昭和28年に長野県が県営災害防止施設事業として着手し、昭和31年に現在のため池の原型が完成しました。
(越荒沢堰)
一般的である農業用水が不足しないように水を貯えるといった目的ではなく、北アルプスの雪解け水を水源とする鹿島川からの極めて冷たい水を温め、お米の収量を増やそうという目的で造られたそうです。
「水温が低すぎると作物の生育に良くないから、ここに水をためて水を温めよう!」で造られたのが、大澤寺ため池というわけなんですね。
この大澤寺ため池のおかげで標高700m以上ある高冷地でも、冷害なくお米が作れるようになったわけです。すごいですね!
法面での草刈りって大変ですよね💦
みなさん安全に配慮しながら作業を行いました。
天気が良く、紅葉もきれいでした。✨
2時間ほど作業を行い、草を刈り終えました。
農業にとって重要な役割を果たしてくれているため池を、後世に引き継いでいくためには、このような活動を行っていくことが大切だと感じました。
※ため池での水難事故が発生しています。危険ですので、不用意に近づかないようお願いします。
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