しかしコハクチョウの糞が固型にならず
水溶便となってしまうと、糞が拾えません。
つまり鳥インフルエンザの検査ができない
という困った事態を引き起こしてしまうのです。
(タイミングを合わせて飛び立つコハクチョウ/犀川白鳥湖)
ちなみに諏訪湖白鳥の会の創設者の一人である
故・林俊夫さんが1982年12月に
諏訪湖で初めてエサを与えたとき、
コハクチョウたちは
中身が充実していない籾殻である「シイナ」や
青米、茶ガラを好んで食べましたが
パンには見向きもしなかったそうです。
コハクチョウにとってパンの食感や味、匂いは
「食べない方がいいもの」の部類に
属していたのでしょう。
今のコハクチョウがパンを食べてしまうのは、
本能的な取捨選択の能力が
低下してしまったということなのかもしれません。
(ポリ袋を食べてしまって病気になる、
観光地のニホンジカのようなものです)
(諏訪湖畔、横河川河口付近に建てられた給餌の自粛を求める看板)
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【パンがつまって死んだオオハクチョウ】
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