また野生の鳥とのふれあいは
子供たちの情操をはぐくむ面で大きな効果があると
日本自然保護協会は全国調査結果から述べています。
見る人にいやしを与え
地域にとって冬の観光資源ともなります。
他方マイナス面は、保全生態学からみて餌付けは
鳥本来の行動パターンを変えてしまうという結果を招きます。
餌付けにより人馴れする、
餌やりによって食糧が確保され集中飛来する、
鳥インフルエンザの感染症が発生すれば大量死につながり、
時に人畜への重大な被害も予想されます。
不特定多数の方々による餌やりを是とした場合、
餌の内容や塩分濃度、使用油、添加物など質的に問題があったり、
量が過剰となる心配があります」
また日本白鳥の会の会長で獣医師でもある
望月明義さん(安曇野市)によると、
「人間の生活習慣病の症状で死ぬ白鳥がいる」ということです。
原因は餌付けによる肥満で、
体重が標準よりも3割ほど重く
心不全を起こした形跡があるコハクチョウも見つかっているそうです。
こうした懸念から、諏訪湖白鳥の会(白田正夫会長)は
2010年からコハクチョウへの給餌を
朝一回の穀物や野菜に切り替えました。
(玄米の採餌/諏訪湖白鳥の会提供)
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