よかれと思って与えたパンが、
実は水鳥にとっては凶器になりうるということなのです。
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【諏訪湖での補足的な給餌方針】
諏訪湖にコハクチョウが初めて飛来したのは1974年。
8シーズン後の1982年からは給餌を始め、
その結果飛来するコハクチョウは年々増え、
2000年には200羽を越えるようになりました。
(沖に向かって飛び立つコハクチョウ/諏訪湖白鳥の会 阿部正則さん提供)
日本海側が豪雪であった2006年には
656羽が飛来。
このころはコハクチョウにパンや玄米、野菜を与えていました。
諏訪湖は「白鳥の湖」として知られ、
多くの子供たちや観光客が
冬の風物詩であるコハクチョウの姿を楽しむようになりました。
(コハクチョウの餌場を確保するために行われる諏訪湖での氷割り/諏訪湖白鳥の会提供)
しかしエサをやりすぎることによるマイナス面も
無視できなくなってきました。
日本野鳥の会諏訪支部長の林正敏さんは
「野鳥への餌付けは功罪相まっている」と前置きした上で
このように話します。
「給餌についてまず功の最たるものは
北海道にいる国特別天然記念物のタンチョウが
餌付けにより絶滅の危機を免れたということでしょう。
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