仲間たちが胸まである長靴を履いて真冬の湖に入り
オオワシを岸に寄せたあと、
日本野鳥の会諏訪支部長で
長野県鳥獣保護管理員の林正敏さんが
自分のブレザーでオオワシをくるんで抱き上げ
救出しました。
衰弱したオオワシは、
暴れる力も無かったそうです。
そのオオワシは救出された直後の車中で
苦しまぎれに「グルッ」と鳴いたことから、
「グル」と名付けられました。
(オオワシのグルを介護する林さん。林正敏さん提供)
オオワシは普段は
鋭く甲高い声で「ガッ、ガッ、ガッ」と鳴きますから
この声は「何だか知らないけれど、この人たち助けてくれるんだ」と
理解したのかもしれません。
わたしも以前、
3羽のカラスに襲われて
目をつつかれていたハトを救出したとき、
ハトが車の中でヒヨコのような声で
「ピーピー」と鳴いたことがあったからです。
(そのハトは段ボール箱の中で一晩を過ごしたあと、
翌日には飛んでゆきました)
一方オオワシのグルは
エサの魚を食べる元気も無かったため、
林さんが口から魚を入れ、
喉をマッサージして飲み込ませました。
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