このため林道では随所に
落石防護ネットが設置されています。
その一つに、
何とチョウゲンボウが閉じ込められていたのです。
恐らく高さ10メートル以上ある金網の上部から入り込み、
そのまま出られなくなってしまったのでしょう。
チョウゲンボウは恐怖で目を見開きながら、
垂直にかかっている金網にしがみついていたそうです。
金網は延々と続いていて
左右に逃げ場はありません。
しかし足元の地上部には
幅40㎝程の金網が破れた箇所があり、
そこからなら脱出できそうだと分かりました。
ただしそこから逃がすためには、
チョウゲンボウを下におろさなければなりません。
知人はチョウゲンボウを金網から外そうと思いましたが、
足の指に手を近づけると
「触るな!」とばかり鋭い鍵爪で引っ掛こうとするので、
迂闊に手を出すこともできません。
仕方が無いので知人は、
チョウゲンボウの目を見ながら
何度もこう話しかけたそうです。
「助けてあげるから、足を放しなさい!
その足を放すんです!!」
そうしてチョウゲンボウの目の前で
握りこぶしを開く動作を繰り返しやってみせました。
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