2021.01.29 [ その他 ]
農地整備課の事業紹介Vol.7 高森町千早原営農飲雑用水取水ポンプ設置!!
農地整備課の中年Yです。
1/27(水)、私が担当する高森町千早原の現場で、地下水を汲み上げる井戸のポンプが設置されました。
【クレーンを使って揚水管をつり下ろしている状況:写真左奥は高森町あぐり交流センター】
昨年の4月に営農飲雑用水の配水池が完成したことをお伝えしました(下記URL参照)が、
その配水池へポンプで圧送するための施設です。
まずは、「営農飲雑用水」について、簡単にご説明いたします。
「営農飲雑用水」とは「①飲用水」と「②営農用水」に大別でき、「②営農用水」とは、果樹園等で
消毒に使用する水、農業用機械を洗浄するための水等です。
高森町千早原地区では、以前から近くの沢から引いた飲用水の貯留施設がありましたが、沢が枯渇
すると飲用水が不足するという事態になり、農村居住者の悩みの種でした。
そこで、県営中山間総合整備事業により、安定した飲用水の供給と果樹園での営農用水確保のため、
昨年度、営農飲雑用水の配水池を建設しました。
今回は以前掘った井戸の中へ、ポンプとそれに接続する揚水管を取り付けました。
【今回設置したポンプ:Φ25mm】
井戸の深さは123mで、ポンプは地下約90mに設置します。ポンプ設置位置からハーモニックロード上段にある合同配水池まで、標高差120mをポンプで押し上げます。
4mの長さのステンレス管をボルトで接続しながら井戸内に吊り下ろしました。
【ポンプに接続する揚水管:Φ32mm】
【井戸ピット内:写真右側の青い正方形の中心にポンプを入れていきました。】
【ポンプ(左)に揚水管を接続】
【ポンプ及び揚水管の挿入】
【ボルトで揚水管を接続】
【揚水管の接続部:右側の太い管の中を水が通り、左側の灰色の管は水位を測るためのもの】
【写真中央奥のスギ林の中にある配水池まで水を送ります】
現在、接続する管路も施工中で、4月以降供用開始する予定です。
【井戸ピット(写真右)と千早原の果樹園:写真左奥にそびえるのは塩見岳】
現場近くの果樹園では、剪定の講習会が行われていました。秋の収穫に向けて着々と準備が進んでいます。
【井戸ピット北側の果樹園:写真左奥のスギ林の中が配水池】
春が待ち遠しいですね。以上、担当事業の紹介でした!!
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