2014.10.23 [ 南信州の観光・自然・花南信州の伝統・文化・史跡 ]
晴天の中「大鹿歌舞伎 秋の定期公演」が行われました!
地域政策課のHKです。
10月19日(日)、大鹿村市場神社舞台において、国選択無形民俗文化財の「大鹿歌舞伎 秋の定期公演」が行われました!
大鹿歌舞伎は、300年ほど前から村内各集落で行われてきました。
かつては神社やお寺の境内13か所に芝居専用の舞台がありましたが、現在残っているのは7か所。
そのうち、定期公演が行われるのは、春が大碩神社舞台(下市場)、秋が市場神社舞台(塩河)です。
(今年春の定期公演の様子)
平成23年に公開された(故)原田芳雄さん主演の映画「大鹿村騒動記」で題材とされたことは有名です。
大鹿歌舞伎を支えているのは、村民で組織された歌舞伎愛好会の皆さん。
役者を始め、太夫・下座・着付け・大道具等の裏方まで務めています。
また、歌舞伎上演に関する技術はもちろん、大道具や衣装も自前で持ってきており、まさに大鹿村の人々が支えてきた民俗芸能です。
(今年春の定期公演から: 裏方さんも参加して行った、公演最後の恒例 おシャシャのシャン)
今年の秋の定期公演。昨年はあいにくの雨で、会場が大鹿中学校体育館に変更されましたが、今年は見事な晴天に恵まれました。
今回も、県内外から大勢の観客(報道では約1,100人)が訪れ、大鹿村伝統の民俗芸能を楽しみました。
この日、上演された演目の一つ目は「鎌倉三大記 三浦別れの段」(かまくらさんだいき みうらわかれのだん)。
題材は「大阪夏の陣」ですが、時代は鎌倉時代に設定されています。
北条時政の娘である時姫が、父と敵対する許婚・三浦之助と結ばれて、夫と親の板ばさみになって苦しむという悲劇が中心の演目です。
(役者が見えを切ると、おひねりが投げ込まれます。)
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