南信州お散歩日和 南信州は、広い長野県の南端に位置しています。やわらかい方言が使われ、人も土地柄も温かく穏やかな当地域には、 各所に温泉があり、賑やかなお祭りもたくさんあります。 この地域ならではの魅力を職員がお伝えしていきますので、 南信州にどうぞおいでなんしょ!

南信州お散歩日和

南信州は、広い長野県の南端に位置しています。やわらかい方言が使われ、人も土地柄も温かく穏やかな当地域には、 各所に温泉があり、賑やかなお祭りもたくさんあります。 この地域ならではの魅力を職員がお伝えしていきますので、 南信州にどうぞおいでなんしょ!

魅力満載のローカル線!飯田線(1)

地域政策課のHKです。

今回から、魅力満載のローカル線「飯田線」を、シリーズで紹介していきたいと思います。

(私はそれほど鉄道が詳しくなく、写真撮影も上手ではありません・・鉄道に詳しい方など温かい目でご覧いただければ幸いです。すいません)

第1回目は、まず飯田線の基本的なことからご紹介したいと思います。

飯田線は、「小和田駅」や「田本駅」といった、いわゆる秘境駅があることや、天竜川の渓谷に沿って走り、その車窓の美しさから、全国の鉄道ファンから人気のローカル線です。

(撮影:飯田市「桜町」駅)

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飯田線は、愛知県豊橋市「豊橋駅」から長野県上伊那郡辰野町「辰野駅」を結んでおり、全長197.5㎞、94の駅があります。(駅数は、起点と終点駅を含みます)

長野県と静岡県、愛知県の3県をまたいで走っており、豊橋駅から辰野駅まで直通の普通電車に乗ると、約6時間40分ほどかかります。(ちなみに、普通電車でも一部の駅は通過することがあります)

長野県内は、下伊那郡天龍村「中井侍駅」から「辰野駅」までで、全長107.9㎞、55の駅があります。

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長野県内(「中井侍駅」~「宮木駅(辰野町)」)の一日平均乗車人員は、13,619人。一駅あたり252人です。(平成23年度)

一番多い駅は「伊那市駅」で1,209人、逆に少ないのは「金野駅 (飯田市)」で0人です。(平均ですので、1人に満たないと0人になってしまいます)

標高が一番高い駅は、辰野町の「羽場駅」と「辰野駅」で723m、一番低いのは豊橋市「船町駅」で5mです。

天竜川の流れとともに下っていく路線です。・・が、飯田線は辰野方面に向かう電車を「下り」と言います!

辰野方面へ行くときは、電車は登りますが、「下り電車」です!

(下の写真は、下伊那郡天龍村「平岡駅」から「為栗駅」間にある「羽衣﨑」です。天竜川のほぼ中間点で、飯田線車窓のビューポイントの一つです。)

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 トンネル数が多いのも特徴です。路線全体で138か所ありますが、特に飯田市「天竜峡駅」から天龍村「平岡駅」の間に集中しており、約半数の69箇所あります。

最長は静岡県浜松市「水窪駅」から「大嵐駅」の間にある「大原トンネル」で、5,063mあります。

あと、飯田線の大きな特徴として、駅間が短いということがあります。

路線全体の駅間平均距離は、2.1㎞。地方路線としては大変短く、大都市の市街地路線並です!

一番短いのは、静岡県浜松市「出馬駅」から「上市場駅」の0.6㎞です。

長野県内で一番短いのは、飯田市「飯田駅」から「桜町駅」の0.8㎞です。

これには、飯田線のなりたちが関係しています。飯田線は元々、4つの私鉄に分かれていました。

  • 豊橋鉄道「豊橋駅」~「大海駅(愛知県新城市)」
  • 鳳来寺鉄道「大海駅」~「三河川合駅(愛知県新城市)」
  • 三信鉄道「三河川合駅」~「天竜峡駅」
  • 伊那電気鉄道「天竜峡駅」~「辰野駅」

戦時中、国は私鉄の国有化を進めていました。上記4つの路線も国鉄に買収され、昭和18年8月1日に「飯田線」として開業しました。沿線集落ごとに設置された当時の駅がほとんど残っているため、今も駅間が短くなっています。

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