2014.02.26 [ 飯田合庁だより ]
『景観講演会』を開催いたしました
建築課のAと申します。建築課という課は、建築物についての仕事が多いのですが、『景観』ということについての仕事も行っています。
以前、『景観』に関する取組みで、地域の優れた農村風景について写真応募いただく「ふるさと信州風景百選」事業について紹介いたしましたが、今回は、2月22日(土)に行われました「景観講演会」について紹介いたします。
講演会は、京都府立大学の宗田 好史(むねた よしふみ)教授をお招きし、『美しい村を創る -世界文化遺産のイタリアの村の物語-』と題して講演いただきました。
宗田講師からは、スローフード、オーガニック食品(有機農業)や地産地消の動きとアグリツーリズモ(農業観光)などと、農業に「美しさと美味しさ」とを求め風土を守るイタリアのオルチャ渓谷(5町村)の取組みを事例に、日本の農村が変わるためには、食の安全はもとより、作る農業から見せる農業への転換、地域の美しさを活かしたスローフード(美しい環境の中で食べる美味しさ)、都市景観と農業景観の必要性などをお話しいただきました。
一方で、講師ご出身の浜松を事例に、リニアが開通するだけでは地域は何も変わらない、地域を変えるのはリニアではないと厳しいご指摘もあり、約100人の参加者も熱心に聞き入っていました。
なお、当日は会場で「ふるさと信州風景百選」の前期応募分のうち二次審査へ推薦した写真を展示しました。
後期分の写真応募は4月末までとなっていますので、多くの方からの応募をお願いします。
前期分応募結果はこちら
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